今回は2020年5月発売の「HG インフィニットジャスティスガンダム」をご紹介。
内容は完全新規・・・ではなく、実は2019年発売の
「HGBD:R ガンダムジャスティナイト」から流用された
いわば逆輸入ランナー+新規パーツ。

-インフィニットジャスティスガンダムー
アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS(モビルスーツ)。
アニメの前作である『機動戦士ガンダムSEED』に登場する
「ジャスティスガンダム」の後継機ではありますが、
機体開発が行われる前の設計図のデータを強奪したうえで開発されたため、
開発に携わったキラ・ヤマトによって
「アスラン・ザラの搭乗」と「ストライクフリーダムガンダムとの連携」を
前提とした設計が行われています。

機体名は「インフィニット:∞(無限)ジャスティス:正義」。


背部に支援機「ファトゥム-01」を背負っており、
かつキットでは足が小さいため接地性が悪いことも有り
自立はかなり難しいです

可動に関してはさすが最新キットだけあり非常に優秀。
ヒジ・ヒザ関節は勿論ですが肩関節の引き出しや
腰関節の十字関節など、RGに引けを取らない優秀さ。

また股関節は軸の基盤が外側に展開し、
リアスカートがストッパーになるため安定した展開が可能。
サイドアーマーは上部基盤が独立可動し、更に
接続アームはストライクフリーダムのように後方に展開するため
可動に一切干渉しない設計となっています

そのため、インフィニットジャスティスの「見せ技」ともいえる
"斬り蹴り"ポーズも余裕で取れます。

-ファトゥム-01(ゼロワン)-
正式名称「MS支援空中機動飛翔体」である、いわゆるリフター。
ジャスティスガンダムに装備された「ファトゥム‐00(ゼロゼロ)の発展形で、
スラスターの強化だけでなくグリップの追加によるMSの牽引や
ビーム兵器、実体兵器を搭載させることで
ファトゥム単体での攻撃を可能としています

キットではグリップも再現。
ただしサイズとコストの都合でMGのような可動ギミックはなく、
グリップの展開も「牽引」というより「ぶら下がる」ポーズしかとれません

ウェポン
MA-M02Gシュペールラケルタ ビームサーベル
ストライクフリーダムガンダムと共通の強化型ビームサーベルで、
劇中ではデスティニーガンダムの大刀「アロンダイト」を切り裂くほどの威力。
サイドアーマーに左右計2本付属

連結状態となる「アンビデクストラス・ハルバード」。
キットでは別パーツによる一体成型で、
連結前と同様で白一色なため柄のパープル部は要塗装。

MA-M1911 高エネルギービームライフル
ジャスティスガンダムが携帯した「MA-M20ルプス ビームライフル」
を専用武器として改修したビームライフル。
※ちなみに前身の「ルプス」はフリーダムガンダムと共通

MX-2002 ビームキャリーシールド
シールドでありながらビームシールドジェネレーター(発生装置)、
ビームブーメラン、ワイヤーアーンカーを搭載した複合兵器。
そのため単に「シールド」というよりウェポンキャリアーとしての
意味合いの方が強いようです

RQM55シャイニングエッジ ビームブーメラン
シールド外側に格納されるビームブーメラン。
大気圏内外どちらでも使用でき、投てき武器としてだけでなく
シールドに格納させた状態でもビーム刃を発生させることが出来、
その場合大型ビームサーベルとして使用可能。

EEQ08 グラップルスティンガー
シールド表面に格納巻き取り式ワイヤークロー。
打突の他クロー及びワイヤーでの捕獲等が可能。

MR-Q15Aグリフォン ビームブレイド
膝から爪先間に設置されたビームブレイドで、機体開発が先行したため
ガイアガンダムやファトゥムに搭載されたビームブレイドの
前段階のモデルになっています

ファトゥム-01のギミックとして
グリップ展開による牽引ポーズが可能。

キットではウイング面の「MR-Q17Xグリフォン2 ビームブレイド」
や機首周辺につくイエロー部「対装甲ナイフ」、
主砲となる「MA-6Jハイパーフォルティス ビーム砲」及び
そのビーム砲を倒すことで発生口が現れる
「MA-M02Sブレフィスラケルタ」のビーム発生口も表現。
ただしこの「ブレフィスラケルタ」はビームサーベルであるため、
キットではサイズの都合で再現はされません。

更にビームシールド表現のクリアパーツも付属します。
ということでHG インフィニットジャスティスガンダムでしたー。
もともと派手な機体が多いガンダムSEEDの中でも
特に「蹴り」が目立つインフィニットジャスティスガンダムの可能性を
しっかりと表現できる非常に完成度の高いキットだと思います。
ところどころに要塗装箇所が目立ちますが
HGというシリーズの中では色分けも優秀で、シールを使う場所もほぼありません。
難しい色分けと機体のギミックを十分カバーできていると感じました。
それ以上に可動の幅がすさまじく、様々なポージングがよりリアルに取れるため
動かしていて楽しくなる素晴らしい一品だと思います。
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